“以下は私のブログからの引用です。
—〔↓引用はじめ〕—————————————————————
タマゴについてのデマ
こんな記事を見つけました。
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たまには、軽いエントリー(1)卵の話
■私「どうして、中国の卵って何ヶ月ももつんですか?日本の卵は
賞味期限がせいぜい1カ月くらいでしょう?」卵屋さん「卵、本当は半年くらい平気で持つんですよ。持たないの
は日本の卵くらいです」私「ええ??日本の卵は腐りやすい?」
卵屋さん「日本の卵は、洗浄してから市場に出すことが定められて
いるんです。でも中国や欧州は、鶏のおしりからでてきたそのまま
の卵を市場にだします。卵の表面は実は薄い膜でおおわれていて、
洗浄しないと、その膜はついたまま。ですから中に空気も雑菌もは
いりません。冷蔵庫にいれておくと、一年くらいはもつでしょう」——————————————————————————————
いつも見に行っている、産経新聞の福島記者のブログの記事です。
新聞記者がこんなインチキセールストークにだまされているのは
ちょっと情けないです。以下はどこがインチキかという話です。(1)「どうして、中国の卵って何ヶ月ももつんですか?日本の卵
は賞味期限がせいぜい1カ月くらいでしょう?」日本のタマゴは普通、2週間程度の賞味期限をつけて売られてい
ます。これはサルモネラ対策で、この期限内では生で食べられると
いうことで、「腐る」とか「持たない」とかいうことではありませ
ん。サルモネラ中毒はかなり警戒しなければならない食中毒です。も
し、サルモネラがタマゴの内部に入っていた場合でも、この期限内
なら、食中毒には至らないだろうという目安です。日本人特有の、タマゴを生で食べるという習慣を何とか守るため
に行われている政策です。これは一般常識の範囲の話で、新聞記者が知らないはずはないの
ですが…。(2)「卵、本当は半年くらい平気で持つんですよ。持たないのは
日本の卵くらいです。」何を持って「持つ」というかにもよりますが、中国のタマゴが持
つ程度には日本のタマゴも持ちます。タマゴは生きた細胞ですので、かなり長期にわたって腐敗したり
しないのです。極端な高温にしない限り、半年くらいでは腐りません。また、冷
蔵保存しておけば半年くらいでは普通に売れる品質を保っています。以前は夏の不需要期に買い入れて冷蔵保存し、冬の需要期に特売
するというやり方がスーパーではやったものです。賞味期限表示が
はじまって、そういう危ないやり方がなくなったのはよいことでし
た。だからこの「卵屋」の話は前半はウソではないですが、後半は真
っ赤なウソです。(3)「日本の卵は、洗浄してから市場に出すことが定められてい
るんです。でも中国や欧州は、鶏のおしりからでてきたそのままの
卵を市場にだします。卵の表面は実は薄い膜でおおわれていて、洗
浄しないと、その膜はついたまま。ですから中に空気も雑菌もはい
りません。冷蔵庫にいれておくと、一年くらいはもつでしょう。」これも真っ赤なウソです。選卵時に洗ったタマゴと、洗っていな
いタマゴで、どちらが長く品質を保持するか調べたことがあります。結果はほぼ同じか、どちらかといえば洗った方がよいという結果
でした。この実験結果はほとんどの事例で同様の結果がでています。
洗ったタマゴの方が持たないという事例は見たことがありません。品質をはかるのには、腐るとかいうことではなく、ハウユニット
と呼ばれる、白身の盛り上がりの状態を調べます。温度と時間で低
下していきますが、この低下の度合いが洗ったタマゴの方が大きい
ということはまずあり得ません。「洗浄してから市場に出すことが定められているんです。」これ
も事実を調べればすぐにわかるウソです。誰がそんなことを定めた
のでしょうか。それから、「一年くらいもつでしょう」というのも見てきたよう
なウソです。そんなタマゴがあったら、見せていただきたい。要するに福島記者は、北京在住の怪しげな「卵屋」さんのセール
ストークにまんまとだまされたというわけです。忠告してあげたい
けれど、彼女のブログにコメントを書く方法がわかりません。—〔↑引用おわり〕—————————————————————
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